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播州清水寺の礼拝後、向かったのは西国第26番札所の一乗寺。
こちらも秘仏のご本尊がご開帳であるも、その期間わずか一週間。
実質行けるのは週末だけなので天気が心配であったが、
土曜の朝方まで降っていた雨が止んでくれたのは幸いであった。
写経を納め、内陣に入らせてもらう。
そこにはすぐに白鳳期の作例とわかるご本尊様が微笑で迎えてくれた。
運慶などのリアリティーのある鎌倉期の仏像も好きだが
私は白鳳期の金銅仏になぜが強く惹かれてしまう。
その微笑に、自分が受け入れられたような安堵感を覚えるからなのかもしれない。
脇侍には毘沙門天と不動明王という珍しい組み合わせで
尊顔を拝するのを期待していたのだが、厨子が閉じられ非公開であった。
三尊が一斉に公開されることはあるのだろうか?
さらに厨子の周りには、
千手観音の眷属である二十八部衆と風神雷神像が配置されており、
なぜ聖観音像に二十八部衆なのかも不思議に思えた。
ポスターの観音様はお前立で、ご本尊と非常に似ている。
小さなクマの縫いぐるみと一緒に巡礼地を巡っている。
母の病床中に枕元にあったもので、腕には形見の指輪をさしている。
胸ポケットに入れてお参りしていると様々な人から声を掛けられるのが嬉しい。
礼拝後に寄った素敵なカフェで、縫いぐるみをきっかけに楽しいひと時を過ごせた。
仏縁に感謝、そして人のご縁に感謝。
▼山号 法華山
▼天台宗
▼開基 法道仙人 650年 孝徳天皇の勅願
インドから紫雲に乗って中国・百済を経て日本へ飛来し、
八葉蓮華の形をした霊山をみつけ、法華山と号した(法華経の霊山という意味)
▼ご本尊 聖観世音菩薩(秘仏)
脇仏…不動明王像(秘仏) 毘沙門天像(秘仏)
▼ご詠歌 「春は花 夏は橘 秋は菊 いつも妙なる 法の華山」
・三重塔(国宝) 1171年
・本堂・大悲閣 1628年(本多忠政の寄進) 懸造
・絹本著色聖徳太子及び天台高僧像 10幅(国宝・平安)
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■山号 法華山
■天台宗
■開基 法道仙人 650年 孝徳天皇の勅願
インドから紫雲に乗って中国・百済を経て日本へ飛来し、
八葉蓮華の形をした霊山をみつけ、法華山と号した(法華経の霊山という意味)
■ご本尊 聖観世音菩薩(秘仏)
脇仏…不動明王像(秘仏) 毘沙門天像(秘仏)
■ご詠歌 「春は花 夏は橘 秋は菊 いつも妙なる 法の華山」
・三重塔(国宝) 1171年
・本堂・大悲閣 1628年(本多忠政の寄進) 懸造
・絹本著色聖徳太子及び天台高僧像 10幅(国宝・平安)
圓教寺を後にし、2時くらいに一乗寺に到着した。
境内に入るとすぐに急な階段が目に飛び込んでくる。この階段の上に本堂(大悲閣)がある。
階段の途中にあるのが国宝の三重塔と諸行堂(写真下)
どれも秘仏なので叶わぬが
不動明王と毘沙門天を脇仏とする、珍しい聖観音像を直接礼拝してみたかった。
前の晩、眠る前にホテルで書いた写経を納経し、ご朱印をいただく。
時間がないので奥の院までは行かず、播州清水寺へ向うことにした。
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