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西国三十三所観音巡礼も、最後の谷汲山華厳寺で満願となるところまできたが
ここにきて、第25番の播州清水寺と26番の一乗寺で
数十年に一度の秘仏のご開帳があると知り、再び礼拝することにした。
仁王門 薬師堂
西国三十三所観音霊場札所の大講堂
播州清水寺には大きなお堂が二つある。
一つは大講堂で西国観音霊場の札所となっており、十一面千手観音像が祀られている。
もう一つは、大講堂からさらに階段を上ったところにある根本中堂。
こちらは秘仏の十一面観音像が祀られているのだが
普段は厨子の扉が閉められて尊顔を拝することはできない。
それが今回、霊場草創1300年を記念して30年ぶりのご開帳となったのだ。
(ご本尊の写真は神戸新聞NEXT様より拝借)
開山法道仙人一刀三礼の秘仏は、桧材を削りだしたともいわれている。
大きな鼻、突きだした上唇、二つに割れた顎など、かなり特徴的なお顔立で、
高さ139cmのずっしり感のある躯体と合わせてとても頼りがいのありそうな仏様である。
脇侍は毘沙門天と吉祥天。
写経を納め、内陣に入らせてもらいご本尊様の前で手を合わせ心経を唱える。
次回は30年後のご開帳かと思うと、目に焼き付けるべく長時間動けなくなるのだった。
▼山号 御嶽山
▼天台宗
▼ご本尊 十一面観音菩薩(秘仏)
▼ご詠歌 「あわれみや 普き門の品々に なにをかなみの ここに清水」
627年 推古天皇 根本中堂建立
725年 聖武天皇 行基に講堂を建立させる
1913年 山火事で全焼
1917年〜再建
播州清水寺のHP→
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